ついに中国企業に制裁が!!

一体何が原因なのか?

近年、モーターショーなどに出品されている、中国企業が、欧米のモデルのデザインを完全コピーすることが、目に余るようになってきました。

その行為が、どんどんエスカレートしていき、歯止めが利かなくなっているのです。

今回、問題視されたのが、中国の江鈴汽車が広州モーターショーに出品した「ランドウィンドX7」という車に注目されました。

それもそのはず、なんとランドローバー・イヴォークそっくりで、特徴であるクーペスタイルであり、前後マスクやボンネットの文字の配置に至るまで、模倣したと受け取れるSUVだというのです。

このランドウィンドは、長安汽車と江鈴汽車とのジョイント・ベンチャーが生み出したメーカーであり、そのなかでも長安汽車は、中国のトップ4を形成するメーカーでもあります。

その長安汽車は、フォード、PSAプジョー・シトロエン、そしてスズキともジョイント・ベンチャーを行っているメーカーでもあるのです。

そんな企業がどうして、このような行動を起こしたのでしょうか?

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レンジローバーサイドが訴えた

最近は、中国の奇瑞汽車(チェリー・モータース)とのジョイントにより、イヴォークの現地生産を開始したばかりであり、中国生産であるイヴォークは、エンブレムが中国語である以外は、クオリティは全くかわりないものだというのです。

現在、江鈴汽車は独自ブランドの「ランドウィンド」(陸風)を展開し、ランドローバーの「レンジローバー・イヴォーク」に非常に良く似ている「ランドウィンドX7」を生産して、中国で販売しています。

そんな中、ジャガー・ランドローバーCEOである、ラルフ・スペッツが、ランドウィンドX7についてこのようなコメントを発表しました。

「未だに中国でこういったコピー商品が登場してくることにがっかりしている。国際的ルールからしても明らかに違法だし、われわれの収益にも影響を及ぼすだろう。」と怒りを露わにしているのです。

ついに、ジャガー・ランドローバーは、中国の江鈴汽車を相手取って裁判を起こしていた「コピー車」を巡る裁判において勝訴したと、3月22日に発表しました。

裁判所の判決は?

今回、北京の裁判所は、「ランドウィンドX7」を「レンジローバー イヴォーク」のコピー車と認めたのです。

レンジローバー・イヴォーク」のデザインの特徴が5か所、ランドウィンドX7と重なるためとしました。

北京裁判所は、「2つの車の類似性が幅広く消費者の混乱を招いた」として、「ランドウィンドX7の生産および販売を、直ちに中止しなければならない」と結論づけたのです。

そして裁判所は、江鈴汽車に対して、ジャガー・ランドローバーに賠償金を支払うよう求めています。

ジャガー・ランドローバーは、このような判決を受け、「北京裁判所のこの決定を歓迎します。グローバルな自動車メーカーが、中国のコピー車メーカーに勝訴した初めてのケース」と、声明を発表しているのです。

この裁判で、中国のコピー車作りを止めてくれることを祈るばかりです。

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