進化し続ける車の安全性能!しかしドライバーが交通事故を減らす努力をしているのか?

近年の交通事故の状況は?

昨今、痛ましい交通事故のニュースが日々報道され、目にすることが多くなってきました。

何れも、ドライバーに過失がある事故ばかりなのです。

ところが、全国における交通事故による死者総数は、昨年は3532人と近年大幅に減少し、統計を取りはじめたと言われる1948年以来の最小数であり、ピーク時と言われる1970年の1万6765人の4分の1以下になります。

しかし、交通事故による死者数自体、ゼロになるのが理想であり、そのためには、我々ドライバーの努力が不可欠なのです。

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交通事故による死亡数を車の安全性能が減少させた!!

近年、交通事故死亡者総数が大きく減ったのは、車自体の安全性能が高まってきたことが、理由のひとつとなります。

今までは、乗車中による事故での死者数が最も多く、衝撃吸収ボディや衝突被害軽減ブレーキシステム(などが広く普及したことで、乗車中における事故死者数は大きく減少させることになったのです。

その衝撃吸収ボディとは、頑丈な部分(居住部分周辺)とあえて車体をつぶす部分を作り分けることにより、衝突時における乗員へ伝わる衝撃を緩和することのできる車体構造のことをいいます。

そのため、衝突時に、いかに身体への衝撃を減らすのかが、死傷者を減らすポイントになるのです。

各自動車メーカーが、自動車開発時における、衝突のシミュレーション技術の進化で、乗員の安全性は年々高まってきています。

そして、衝突被害軽減ブレーキシステムとは、危険が迫った場合に、車自ら(センサーなどで探知して、コンピューターが制御する)がブレーキをかけて衝突時おける速度を落とす機構なのです。

このように、速度が落ちれば衝突時のエネルギーが小さくなり、乗員への衝撃が減り、事故時における乗員の損傷を軽減させることができます。

近年では、当たり前のようになってきた衝突被害軽減ブレーキシステムは、衝突しそうな状況において、車自らが判断(センサーなどで探知して、コンピューターが制御する)して完全停止まで行う機構が、2009年に日本で初めて認可されたのです。

当時、日本でボルボが初搭載し、対応速度や対象範囲の拡大など、衝突被害軽減ブレーキシステムの性能は、課題が浮き彫りになりましたが、わずか10年前で、標準装備されるようになり、性能は年々向上されています。

最新の物になると、道路上に現れた大型動物(シカなど)にも対応し、対向車と正面衝突しそうな状況を検知すると減速したりする衝突被害軽減ブレーキシステムもでてきたのです。

これら技術の進化は、研究開発に伴って、自動車乗車中の安全性はもちらんのこと、今後もさらに高まります。

ただし、シートベルトの装着が、安全装備の何よりもの前提であり、後部座席においてもしっかりシートベルトを締めなければなりませんので、ご注意していただきたのです。

歩行者や自転車を守ることが日本の課題では!?

 

一方では、自動車に乗車中の事故が減っているが、比率は高まってきており、その要因には、歩行中や自転車移動中の巻き込まれ事故が考えられます。

もちろんのこと、自動車自体の安全技術も、歩行者や自転車走行者をできるだけ事故に巻き込まないように進化しているのです。

開発当初は、車両だけを対象としていた衝突被害軽減ブレーキシステムですが、人や自転車も検知できることになり、最近は、夜間にも人を認識したり、飛び出しに対応したりするタイプも増えています。

また、ブレーキをかけることだけでなく、路肩などにいる人に接触しそうになると、それらを避けるようにハンドル操作をアシストするなどして、進路を変える機能を組み込んでいるメーカーもあるのです。

このように、先進安全技術において、人との接触を避けるのと並行し、もしも接触してしまった場合でも、ダメージを最小限に抑える技術も進化しています。

近年出てくる車には、車体前部やボンネットには、万が一の接触でも歩行者へのダメージを与えにくい構造にすることが定められているのです。
このように、その基準(法律で定められている)においては、年々引き上げられ、新しく設計される車であるほどに、歩行者にもやさしいといえます。

更に、近年においては、ボンネット後方にエアバッグを備えられた歩行者の頭部への衝撃を緩和する仕掛け(歩行者保護エアバッグと呼ばれるもの)を採用する車が登場してきたのです。

事故を無くすには自分の運転を振り返ることが近道に!?

しかし、どんなに車の安全性能が高まってきたとは言えども、やはりドライバー自身が事故を減らそうという気持ちがなければ、事故はなくならないのです。

「スピードは出しすぎない」や、「信号はしっかり守って黄色になったら早めに停止する」など、安全確認をおろそかにしないことが大切と言えます。

それらは車を運転するうえで基本的なことなのですが、大半のドライバーが、これら基本的なことが守れていないのです。

さらに、歩行者などを守るためには、どうすればいいのか、ドライバーとして心掛ける必要があります。

例えば、「市街地の狭い道はゆっくり走る」、「歩行者や自転車との距離はしっかりとり、距離が近い場合は徐行する」、「右左折時は周囲の確認をしっかり行う」ということが、理想的な基本動作であり、歩行者や自転車の人を守るためにも、私たちができる心がけには沢山ありるのです。

もちろん、優しい運転をしているドライバーも多く存在していますが、自分の運転がしっかりと周囲を見渡すことができ、特に歩行者や自転車などに対して、やさしい運転になっているか、もう一度振り返ってみてはいかがでしょう。

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